■シロアリの見分け方
シロアリは名前や形、大きさ、生活様式など、アリに似ていますが、アリの仲間ではありません。シロアリとアリは次の点で簡単に見分けることができます。
| <ヤマトシロアリの翅アリ> <イエシロアリの翅アリ> ![]() |
<黒アリの翅アリ>![]() |
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| <シロアリの特徴> ●触覚が真珠ネックレスのように数珠状になっています。 ●翅が前後ともほぼ同じ形で同じ大きさ。 ●胴の部分が寸胴。 |
<アリの特徴> ●触覚が「く」の字状をしています。 ●前翅が後翅より大きい。 ●胴がくびれている。 |
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| <シロアリの一生> | ||
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| ●シロアリは、社会性昆虫で、女王・王・副女王・副王・職蟻・兵蟻・ニンフなどの階級があってそれぞれの仕事を分担しあって協力して生活しています。 | ||
| ●女王・王 1匹ずつ 各巣に一頭ずつおり、交尾・産卵し巣全体を統治しています。寿命は15年以上もあるといわれ昆虫の 中でもとても長寿です。女王は卵を年に数十万個以上産卵します。 |
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●副女王・王 数頭 何らかの原因で、女王が死んだり傷ついた場合など女王・王になります。 |
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●職蟻(働きアリ) 約90%以上 木材を食害し、巣に持ち帰り女王をはじめ他の種別に食料を分け与えます。主な働きは巣や蟻道を 作ったり修理補修、清掃をするほか餌の採取・運搬・育児・供餌給餌などシロアリ社会のあらゆる 労務を荷っています。 |
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●兵蟻(兵隊アリ) 約3%〜5% 外敵からの防衛に当たる階級で発達した大顎と堅固で大きな頭部、(イエシロアリは頭部から放出 する防御物質)、などで外敵(黒アリ等)と戦います。 |
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●ニンフ(羽アリ) 約3%〜8% いわゆる王族と言われ、目を持ち羽を生やしてヤマトシロアリなら4月下旬から6月上旬、イエシロアリなら 6月上旬から7月上旬に一斉に巣立ち、新しい巣を作ります。 |
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■シロアリの種類
日本にはヤマトシロアリをはじめ、いくつかの種類が分布しています。それぞれの特徴を紹介しています。
| 【ヤマトシロアリ】 | ||||
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ヤマトシロアリは北海道北部を除くほとんどの日本全土に分布しています。特別に加工した塊状の巣はつくらず、加害箇所が巣を兼ねており、適当な生活場所と餌を求めて集団で移動する習性があります。特に乾燥に弱いので、常に湿った木材や土中で生活しており建物では土台や床束・大引・根太など主に建物下部を加害します。本種の被害は腐食と同時に起こることが多く、食痕は多湿で汚いです。 特徴:頭部がほぼ円筒形で体長のほぼ1/2の長さで頭に触れても乳白色の液は出しません。4〜5月(ただし沖縄は2月、東北・北海道は6月)の昼間に群飛します。 [写真資料] ヤマトシロアリの被害写真 [動画資料] ヤマトシロアリの動画@ ヤマトシロアリの動画A ヤマトシロアリのペアリング行動 シロアリvs黒アリ@ シロアリvs黒アリA シロアリvs黒アリB |
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| 【イエシロアリ】 | ||||
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イエシロアリは神奈川県以西の海岸線に沿った温暖な地域と南西諸島、小笠原諸島に分布しており、最近千葉県木更津市と館山市でも発見されています。建物や地中に塊状の大きな巣を作り、普通数十万匹、大きいものでは百万匹にも達します。したがって、加害速度も速く、被害は激烈です。建物の乾燥した木材でも水を運んできて湿しながら加害していきますので被害は建物全体に及びます。食痕は乾燥しており、きれいです。 特徴:頭部は卵形で体長の約1/3の長さで、触れると頭部先端から乳白色の液(防御物質)を出します。6〜7月の夜に群飛して電灯に飛来します。 [写真資料] イエシロアリの被害写 [動画資料] イエシロアリのヘッドバンキング(危険予知行動) イエシロの巣を掘ってみた 鳥に捕食されるイエシロアリの翅アリ@ 鳥の捕食されるイエシロアリの翅アリA イエシロアリの飛翔 |
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| 【アメリカカンザイシロアリ】 | ||||
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アメリカカンザイシロアリは、1976年に東京都江戸川区で発見されて以来、現在までに10数ヶ所で見つかっております。平成18年に愛媛県松山市で発見され四国で初めて確認されました。その後平成19年に高知で発見され、翌年平成20年に松山市でも再発見され生息が拡大されていると思われます。 今後木材や荷物などとともに運ばれ、更に生息圏を拡め、被害が拡大する恐れがありますので十分注意する必要があります。特別に加工した巣や蟻道をつくることなく、乾燥した木材中に坑道をつくって小集団で生活しています。生活には特別水を必要とせず、建物の乾材やピアノ・ステレオ・たんす・鏡台・机などの家具類を食害します。被害材の食害 孔から乾いた砂粒状の糞を排出するのが特徴です。 特徴:頭部はほぼ円筒形でヤマトシロアリに似ていますが体長が2倍ほどあり頭部が体長の約1/3の長さです。触角の基部から3番目の間接が他節より長大なのが特徴です。乳白色の液は出しません。6〜9月の昼間に少数ずつ何回も群飛します。 ★愛媛県松山市で発見されたアメリカカンザイシロアリ |
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| 【ダイコクシロアリ】 | ||||
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ダイコクシロアリは現在のところ、奄美大島以南に分布しており、日本本土では発見されておりませんが、沖縄県ではかなりの被害があり、今後本土に侵入する恐れがあります。”乾材シロアリ”の一種で被害状況や加害習性はアメリカカンザイシロアリによく似ています。 特徴:頭部は前面が裁断状で横から見ると大黒天の頭部に似ているのでこの名称が付けられたものです。体長の1/4の長さで乳白色の液は出しません。5〜8月の夜に少数ずつ群飛して電灯に集まってきます。 |
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